表題のとおりです。
先日、西武バス公式ページにて、西武バスの練馬営業所と高野台営業所を統合し新・練馬営業所となることが公表されました。
実質は、高野台営業所が閉所し、練馬営業所に統合される形になります。
高野台営業所の受け持ち系統は、上石神井営業所から移管されたもので、これは、合理化のため、西武自動車に委託するため(高野台営業所は発足当初から西武自動車委託)でした。高野台に移管された路線は、入出庫の新設系統などはあるものの、元を辿れば、練馬営業所所轄だった路線で、西部の高速バス路線の拡大で練馬営業所が手狭となったために余裕のあった上石神井に移管された経緯があり、再び練馬に戻った形になります。
高野台営業所となっていた土地は、元々伊豆箱根鉄道のバスの観光バス車庫であり、西武グループ再編で撤収した跡地を使っていました。発足当初は並存されていました。
高野台営業所を委託されていた西武自動車は、少し前に西武バスに再統合される形で消滅しており、小規模な営業所を保持する効率の悪さを解消するため練馬に統合するものと思われます。練馬営業所自体、高速バスは西武バス本体ですが、路線バスについてはかなり前から西武自動車に委託されていました。路線バスは練馬に移管されますが、元々高野台営業所の出入系統は本線から逸れずに回送しやすいところまで営業すると言う形(北口路線については石神井公園まで回送される便も多かった)だったので、今回の移管では回送区間が変わるのみで、系統の改変はありません。
さて、高野台営業所が統合で消えることになりますが、その代わりに、練馬営業所内に並存していた、西武観光バス練馬営業所が移転することになります。台数は西武バス高野台営業所時代より減少しますが、これからもバス車庫として生き残ることになります。奇しくも、伊豆箱根鉄道時代と同じ、観光バス車庫に・・・。
そんなわけで、帰り掛けに、自転車で寄り道をして敷地外から眺めてみました。

改変は明日になりますが、既に数台の西武観光バスが入庫しており、西武バスの路線車は、中型車2台しかいません。土休日のこの時間であれば、大型車を含めてかなりの路線車がいるはずですが、既に運用に入らない車は去っているようです。
このアングルでは見えませんが、西武総合企画高野台営業所の3台は手前に入庫しています。

営業所入口にある営業の案内は、まだ高野台営業所のものです。先日開設した荻18系統が加わり、石01系統の下屋敷を通らない旧経路の路線が消されている状態です。
裏手から見る限り、荷物の運び出しをしているような感じで作業をしているのが伺えました。
この後、練馬営業所の裏手に回りましたが、高野台に在籍していた、A0代やA1代ノンステップ車、元々は練馬から高野台に転入したA1-743等の車が、元々練馬の車両に混じって留置されているのを確認出来ました。
また、職員・運転手が増員になるためか、車庫裏手の行動をはさんで裏手に出来たばかりの月極駐車場のうち数台分を西武バスが借り上げているようでした(自家用車用。本日はまだ駐車場自体は閉じられているので明日から?)
さて、明日から元々練馬の車と、高野台からやって来た車がどのように廃車されて行くのか気になるところです。中型車は殆ど同じような車ですが、大型車についてはそれぞれ、全く違うようなラインナップだっただけに、興味深いのですが・・・。