連載:ぶどう糖の旅行記録(1-9) |
前回は締めもなく終わってしまいましたが、第8日目のスタートです。と同時に私のこの旅行での北海道最終日でもあります。
まずは合宿解散に先駆けて集合写真・・・って寝坊の人がいたりして、予定の詰まっている人は何人か出発せざるを得ず、全員で撮影できなかったような。私もギリギリを感じていました。というか最初の計画を残していたら、絶対変更しなければならなかったはずでした。
10:05 学園前→10:11 さっぽろ
札幌市交通局 福住発栄町行 札幌市7000系
JRに乗るため札幌駅まで移動。記録によれば同期1人と一緒だった模様。この同期は多分そのまま栄恵町まで乗り潰しに行ったはず。それにしても何故地下鉄の乗った車両は記録がないのだろうか、と記録を読み直すと感じました。
11:00 札幌(5)→13:00 長万部(1)
5010D [特急スーパー北斗10号]函館行 キハ281系(函ハコ・7両・[2]キハ280-105)
乗換え50分あったはずですが、非常に大変でした。何故かと言うと、リクエストのあった御土産を買うのに探していたので。それは駅の売店で聞いたら、百貨店の専門の売り場でしか扱いがないとか。それを探しに行ってやっと買ってダッシュで帰ってきたら発車直前になっていたというお粗末さ。汗まみれで指定席に行きました。
このルートは初めてではないです。しかし、道南から来る時は夜行で来て、その後道南に行った時は小樽・ニセコ経由、その帰りは夜行で室蘭まで来て日高へ行って苫小牧から追分・岩見沢ルート。ということで南千歳~苫小牧、東室蘭~長万部は実質初めての車窓体験となりました。
キハ281系といえば、正面の運転台の下、貫通扉に窓があります。ココまでは先頭車となっていても通路が開放され前面展望が楽しめます。ということで勿論この区間で車窓のよい(と思う)噴火湾付近では見に行かせていただきました。
札幌から2時間、長万部で下車。最後の乗り潰しルートを体験するため本当は分かれる森で降りたいのですが、この列車はなんと森を通過。ということで、この長万部で始発の普通列車に乗換えとなりました。
13:04 長万部(4)→14:20 森(2)
2844D 函館行(鹿部回り) キハ40型(函ハコ・1両・[1]キハ40 838)
乗換え時間4分。しかも青春18きっぷ旅の人?や昼下がりの利用客で乗車時点では端のロングシートに座りました。札幌ダッシュの疲れがあったのか、まもなく眠りに落ち、気付くとなんと森についているという。実は乗り潰しの最後はこのまま乗車しても達成できるのです。しかし、最後の列車に楽しみを一つとって置いているので乗換えが必要なのです。無事降りられて良かった。
森駅では勿論有名な駅弁「いか飯」購入。類似品?は多数ありますし、駅弁大会で東京でも帰るお馴染み品ですけど、やっぱり森駅で買うことに意味があると思います。
15:04 森(1)→16:42 函館(0)
9148D~9149D~9150D [快速マウントレイク大沼3号]函館発函館行 キハ83系(函ハコ・3両・[1]キハ84 101)
で、これが楽しみの列車、マウントレイク大沼号。当時を知らない方が見るとなんじゃこれ?と思われるかもしれませんが、誤植じゃありません>函館発函館行。この列車のうち森からの後半部分に乗車しました。ルートで言うと森→鹿部回り→大沼→大沼公園→大沼→函館という部分になります。指定席は東京で確保したのですが、なんと終点の函館はマルス(窓口の切符を発売する機械のことです)で「函館2」という駅名だったために、こんな列車を知らない窓口の方が混乱して発行に1時間近くかかった(北海道に電話していました)という思い出があります。しかも座席指定0円(北海道フリー切符なので)でこんな苦難をしていただいてしまったという・・・。まぁがらがらで当日森駅で指定券手に入れても何の問題もなかったのですけどね。
さてこの列車のもう一つのエピソードが使用している車両がトマムサポロエクスプレスというジョイフルトレインを改装した車両であったと言うこと。前身のトマムサポロエクスプレスは5両編成で、食堂車つきという編成でした。しかも一度東京まで来て品川でキャンペーンを行ない展示公開もしていました。私はこのイベントに行ったので2度目の対面でした。車両はくたびれていましたが当時の面影は存分に残っており、1時間半堪能していました。最後の乗りつぶしというのと言い、この夏の運転最終日での乗車といい、いい思い出がいっぱいです。こうして途中駅大沼で北海道のJR線全区間乗りつぶしを達成しました。大沼で一度進行方向が変わるため写真パチリ。
こうして函館駅0番ホームに到着。0番ホームは今なくなってしまったのですよね。いくら弁当?を買って夕飯の足しとして、北海道最後の列車に乗換えました。
17:18 函館(8)→19:56 青森(5)
6130 [快速海峡10号]青森行 ED79+オハ14系(函ハコ・4両・[2]オハ14 521)
最後は本州に戻る列車なので、勿論快速海峡です。これまで乗車した快速海峡は、50系客車の列車、それと急行はまなす号の合間使用の14系客車ですが、今回乗ったのは函館にいる海峡号専用の14系客車でした。折り返し前は11両編成でしたが、翌日から9月ということもあるのか、なんと7両も切り離してしまい、この列車はたった4両編成でした。函館を出るとまもなく暗くなり、私は買ってあった駅弁2つ(いか飯といくら弁当)の2つをほおばりながらのんびりと北海道に別れを告げ、ついに本州に戻りました。なお北海道フリーきっぷはこの日が有効最終日の7日目ですが、新中小国からはJR東日本管内に戻ります。しかし残りの運賃からこれよりこの日の終着駅までは学割購入の普通乗車券となります。
しかし北海道旅行とはいってもまだ青森県。この先ラスト1日ほどの間にドラマが隠されているとは思いもせずに・・・。と言いつつ、10日目に続・・・言え、まだ9日目は終わっていません。続いて下へどうぞ。
20:13 青森(2)→20:56 野辺地(3)
584M 八戸行 701系(仙センF2-21・2両[2]クモハ701-1021)
青森で乗換え、さぁ、701系の青森車だ・・・と思っていたら、なんと止まっていた701系は仙台の701系。水害で1編成が走行不能に陥り、仙台から借り入れている車両でした。結局水害に被災した編成は壊れた機器を新品に交換し改造して仙台に、この編成はそのまま青森に残留(現在は盛岡へ)してしまいました。で、とにかく八戸行に乗換えました。発車時点で結構お客さんがいる列車でしたね。私は野辺地まで乗車しました。勿論夜で車窓は何もありませんし、体力維持に努めました。
21:00 野辺地(1)→22:00 大湊(2)
739D 大湊行 キハ100系(盛ハヘ・1両・[1]キハ100-203)
乗換え先は大湊線です。大湊行の最終列車です。終点大湊まで。大湊で下車し、駅が締まる。適当に荷物を担いで駅前で。タクシーの人に扉のついたバス停を教わり、道路を一駅手前の下北駅方面へ歩いて、バス停で寝ることにしました。いやぁ、バス停寝は貴重な経験でした。が、実は四国旅行の時はとんでもないバス停で寝ている(しかも凄い天候)のですがそれはその時まで取っておくことにします。
勿論このバス停寝は最初から計画していたことです。予定外ではないのです。しかしどこで寝る課など考えていなかったんですね。下北駅まで歩けばもう少しいい環境があったのですけど(笑)。しかし翌日青春18きっぷで大湊というスタンプが押されたかったので大湊に戻れる場所を選んだ、というのもあります。しかしもっとよく考えると、函館からフェリーで下北半島に渡るという手の方が効率が良かったのかもしれません。
というわけで北海道より少し暑い本州に戻って、蚊に刺される痒みを我慢しながら、バス停の待合室内の硬いベンチで寝て、今度こそ第10日目に続きます。