故・岸氏のご尽力が東京都でも・・・ |
トップページから来られた方は既にお気づきでしょうが、本日は、荒川線の日記念イベントが、東京都交通局・荒川車庫で行われ、東京都交通局ホームページで既報のとおり、30年振り帰還を果たした6086号車が公開されました。
イベント案内では、公開するとの旨はありましたが写真がなく、どのような姿で公開されるのかと思っておりましたが、廃車時の姿=荒川線ワンマン化直前の姿と言う形、そして再塗装などの作業はされず、写真のように、ほぼ保管されていた状態のようでした。
荒川線がワンマン化されたのは、私が生まれる少し前の昭和53年4月1日。ワンマン改造を受けず、減車により廃車となったわけですが、それから30年・・・何故こんなに美しい姿を保っているのでしょうか!
あまり鉄道保存に詳しい方でなければ、特に屋根付近や台車の錆が目立っていて、ボロボロに見えるかもしれません。また、外板の凸凹が気になるかもしれません。しかし、この姿は大切に保管されてきたことがわかります。そもそも外板は現役当時からかなり凸凹だったのでは、と思います。
搬入されたのが、6月8日。故・岸氏も見守られたのことです。地震により亡くなられたのが6月14日。岸氏は博物館学芸員の方ですから、恐らく平日は勤務されていたはずであり、恐らく最後の保存車両の保管場所への立会いになったのでしょう。岸氏がおられなければ、恐らく6086号車は解体となって、今日を迎えることはなかったでしょう。岸氏の意思を引き継いで、永遠に保存していただきたいです。
財政難を理由に6152号車を手放すことになった、あの日の再来も二度と起こさないでください・・・東京都さま
おまけ
今日は都電イベント参加ではありましたが、副都心線開通の一日乗車券消化を兼ねており、午後は東京メトロでうろちょろしておりました。
千住に新車が入って青戸のB847は廃車になったとのことですが、B631は現役で、上野駅付近で目撃しました。