西武線ツートン |
西武鉄道から、各所での予想通り(?)西武秩父線開業40周年記念イベントの一環として、101系のリバイバルカラーについての公式発表がありました。
既に昨年度末に261Fがツートンとなって出場し、多摩湖線の運行に復帰しており、これで理由が保障されたと言う感じです。
さて、今回の発表では、この261Fのほか、271Fが6月にツートンかされ、池袋線、狭山線での運行が行われることが明らかになりました。
271Fというと、2両編成、しかも、現時点では南入曽所属で新宿線系での運行中になっています。と言うことは池袋線への復帰が予想されます。もともと新宿線系に2両は4編成配置、2~3本運用となっています。池袋線の車両と入替となるのでしょうか。それとも予備車調整になるのでしょうか。
ここで気になる点が2つ
「池袋線・狭山線」「変更は2両編成」。
1つめですが、これは考えられる運用範囲と言うことでしょうか。
池袋線系の101系は現在定期運用が10両2本、他に狭山線で4両2本となっています。このほか、フル稼働の3000系の予備車的な立場として8両が1本出動の機会があります。勿論例外もありますが。
池袋線系では、既に101系の2連が3編成しかなく、2両編成2本繋ぎの狭山線運用や、2両編成を含む8両の運用もまずありえないと思われます。
この「池袋線・狭山線」という表記は、2両編成である271Fは、10両編成で運行されうる路線(狭山線は野球臨で可能性あり)ということなのでしょう。
逆に言えば、西武秩父線40周年というイベントではありますが、8両を組まない以上、飯能以西での営業運転は可能性は厳しそうですね。
2つめですが、こちらは、置き換え時期、検査時期でしょう。
ワンマン車を除く101系列は30000系で置き換え(あわせて、中央線とレールが繋がったら多摩川線の初期型101系も?)ということで、あと3年ほどで全廃が予想されます。101系の重要部検査or全般検査の間隔は3年半~4年程度で回っています。ということは、検査期限的に、この271Fが本線用の最後の入場という可能性もあります。特に検査期限が近い編成は昨年末に離脱しましたし。なお、271Fは2両編成としては後期製造のグループなので、登場時からブラックフェイス? 261Fはチョコレート色となりましたが、今度は黒になるのでしょうか?それともあえてベージュorチョコレート色?
秩父線でツートンを走らせるともなると、上記のように2両編成では厳しく、また261Fというワンマン車でも運用がなりたたない。ということで、本線用4両編成または8両編成を塗り替えるという手があるのですが、あえてそうでなかった、となると、入場にあわせて戻すということで狙ったリバイバルである、となるのかなぁと。
望むならば、臨時入場で塗装だけ直してでも秩父線運用のありえる編成をツートン化していただければよかったのですが・・・。
まぁ、今後の活動が楽しみなところです。
(まだ261Fを生で見ていないな・・・)